Lyrics
忸怩たる
冷めた心はエタノールに浸して
幾度となく笑う彼奴を殺しました
目が覚めたら みんないなくなっていて
見つけられずに終わった かくれんぼ
嘘みたいな三日月浮かぶ 夜の帳のなか
飛び交うもの 蠢くもの 木々の嗄れ声
耳を澄まして そっと踏み出して 反応をうかがって
また怖がりになっていくんだ
連れていって世界の向こう 気が触れるその前に
不得手って撤回しようにも 元来た道を知らない
もがくほどに 深く 深く
捻じ曲がった正義感の単細胞
また誰かが餌食になって火達磨
このきな臭い森のなかで 当たり障りない日常
如才なく振る舞う そつなくこなす
気づけば湿気ってた愛
連れていって 懈怠な自分に 絶えず蝕まれ
ブレていって徹底したはずのことさえ 貫けない
彼の苛立ち 彼女の悲しみ あの人の喜び
節操なくてうざったいんだ
連れていって世界の向こう 気が触れるその前に
不得手って撤回しようにも あの頃には帰れない
誰だってきっと昨日より輝いていたいから
黄白こぼれる場所求めて這い蹲う
虫のように
忸怩たる
死神ナイトフィーバー
掃き溜めみたくごった返した都会のビルの間をすり抜け
通い慣れ 前倣え もううんざりするようなこの道
“自分の代わりなどいない
自分が行かなきゃ現場は絶対回んない”
実際お前の代わりなんて掃いて捨てるほどいるよ
若さを売りに油売って媚び売っておじさまの懐に入る
よくテレビで見かけるあの女が不快で嫌いです
でもそんな素行だって 本人も重々承知でいるんだ
好かれも嫌われもしない
覚悟もできんお前よりマシよ
カラカラ スッカラカンの心と頭で笑え
悩んだって 愚図ってたって 死んだも同然
右往左往 蹌踉めいて 今日も‥
満身創痍 破廉恥な夢を見よう
面と向かってないときゃデカい面して踏ん反り返っている
やたらめったら過敏です 耳を塞ぎたくなる御託
クレームひとつ言うたび 可哀想に 呪われていくんだ
親身に対応しながらお気の毒ですねって哀憐の情
長いもんに巻かれたって 飯が食えりゃ美しい
屈託のない顔で あんたが大将
正真正銘のクズでいよう 今日も‥
満面の笑みで巣食う 死神
カラカラ スッカラカンの心と頭で笑え
悩んだって 愚図ってたって お前なんかもう死んだも同然
ダラダラ アッケラカンのクズも阿呆も生きる道
そこらじゅう転がってる 目を凝らしてみろ
右往左往 蹌踉めいて 今日も‥
満身創痍 破廉恥な夢を見よう
死神